Binche ~オレンジが飛び交うバンシュの謝肉祭~

復活祭前には宗教的に色々な行事があるようだけど、 カーニバル(謝肉祭)だってその内の一つ。

今では春の訪れを祝うのと一緒に賑やかなお祭りの意味の方が濃いのは世界中どこも一緒!

正教会とカソリックとでも違うけど、

ギリシャのパトラスのカーニバルは結構規模も大きくて有名だ。

                                          

ヴェネツィアのカーニバルにも一度行ってみたい!

Mardi gras(肥沃な火曜日)は、 この日のうちに肉類や乳製品を食べきってしまおうと、

(謝肉祭って言う位だから) パンケーキdayとする所もあるらしいし・・・

そして復活祭までの間はちゃんと肉を食べない人もいる。

現にギリシャ人友人のうち一人は本当にこの期間中は肉を食べない!

そんな謝肉祭の最終日、

マルディ・グラの日にBenoitの娘Virginieと一緒にベルギー南部にある小さな町Bincheへ

彼女の友人がバンシュ近郊に住んでいて、良かったら一緒にどう?と誘ってくれた!

バンシュには一度来た事があるけど、普段は何もない小さな町が大勢の人で一杯だった。

大きな白いダチョウの羽帽子をかぶったジルという名の道化師がメイン通りをパレードしながら

オレンジを沿道に投げていく。

だから通り沿いの家はバリアーで窓を割られない様にガードしている。

これが結構危なくて、2年前に友人のお父さんはオレンジが当たって鼻の骨が折れたとか・・・・

このダチョウの羽帽子は高価なものらしく、全員分の数がないらしい・・・

そして雨が降ったらかぶらないのだそう! この日も度々少しのにわか雨があった。

小さな子供連れだった事もあり、パレードが終わる少し前に通りを退散。

前の方に行けなかったので写真を撮るのも一苦労 !

ユネスコの文化遺産にも登録されているバンシュのジルになるにはバンシュに住んでいる者しかなれないし、 ジルになるのはとても名誉なことらしい・・・・

この人達は1年のうちのこの日だけを楽しみにしているって言ってもいい位だとか・・・・


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